QSR
今日の最も差し迫った設備上の問題の1つは、配管と配管サポートの接触部で発生する腐食、Corrosion Under Pipe Support (CUPS)です。パイプラインは通常、4〜6メートル毎にサポートと物理的に接触している為、老朽化したパイプラインの大部分では数メートル毎に存在するパイプサポートとの接触面を直接見ることが出来なく、確認が出来ない接触面に発生する欠陥の影響を受ける可能性があります。
これらの見えない範囲を検査する為にGuided Ultrasonics Ltd(GUL)は、配管サポート部の腐食を間接的に測定する革新的な技術を開発しました。
定量的短距離(Quantitative Short Range: QSR)ガイド波スキャン装置–QSR1®は、その測定を可能にします。最近特許を取得したこの装置は、接触媒質を必要としない非接触電磁音響探触子(EMAT)を使用して、パイプに沿って軸方向に自走しながら測定箇所をスキャンします。 QSR1®は配管肉厚の半分までの深さを持つ腐食部を定量的に測定します。
現在、配管肉厚の半分より深い腐食の場合、QSR1®は腐食の重大度を定性的に推定します。