パイプライン検査

Applus RTD PIT (パイプライン検査ツール)

従来から、開口部が1箇所のみのパイプラインの腐食検出、並びに肉厚検査についてパイプライン内部からの検査は重要視されておりました。これら検査を実施する為に、Applus RTDは確実・安全で信頼性が高く、費用対効果が優れた技術、PIT (Pipeline Inspection Tool) を開発しております。先端超音波探傷技術を使用する事で、このPITはこれまでに使用されてきたインテリジェントピグでは検査が出来なかった様々な厳しい環境下においても正確なパイプライン検査を実施する事が出来ます。

新たな解決策

Applus RTDのPITは効果的なパイプライン検査について新たな基準を設けております。PITはパイプラインの内部から検査を行うために重力、圧力、有線操作による自動推進で移動します。パイプラインの開口部からPITはパイプラインに挿入されます。装置がパイプライン内部を移動する時に接続された強化アンビリカルケーブルを介してパイプラインの内面・外面の腐食・肉厚を検査します。PITはパイプライン端部に到達すると遠隔操作で停止し、後逆方向へ移動を開始します。逆方向への移動時にPITは更に検査範囲をカバーして検査結果の再現性を確認するために再度検査データを保存します。検査中にアンビリカルケーブルはリアルタイムで検査結果を転送します。

 

各PITはパイプラインの特徴に応じて調整する事が出来ます。装置の設定は柔軟に変更で出来、最大64個のセンサーをアレイ上に配置、又は回転させる事で円周方向の全面探傷のご要望を満たす事も出来ます。また、PITにはクラック検知と三次元マッピングの機能も備えております。

 

PITはツールを変更して、T字継手、バルブ、管径の変更、およびフレキシブルパイプとの接続部を安全に通過出来るようにする事も可能です。更に、急な斜面と最大17キロメートルの距離を通過するための追加のトラクションモジュールが利用可能です。

 

Applus RTD PITは、様々な機能を有効にするようにカスタマイズ出来るため、オンサイトの要件に応じて最適な構成を選択出来ます。すべてのツールには最先端の超音波技術を備えており、管端の一方しか開いてないパイプライン入口から動作するように設計されています。

 

検査スピードに関わらず、Applus RTDのPITは常時、最大限の検査精度と再現性を保ちながら実施します。このようにして、一定期間にわたって進行性の腐食測定を行う事が可能で、検査計画を支援するための信頼出来るデータが得られます。

アドバンテージ:

利用可能なPITバージョン:

現在稼働中のパイプラインには様々な種類がありますので、対象に合わせてPITは異なります。PITは柔軟に装置を変更し、対象となるパイプラインの条件に合わせて調整する事が出来ます。弊社パートナーであるApplus RTDと共に、皆様のパイプラインに対して最適なソリューションを提供する事が出来ます。

技術データ

下記が装置仕様の一例となります。

ご要望に応じて、カスタマイズした装置をご紹介出来ます。

適用事例

下記は一般的なPITと小口径配管用のソリューションであるDTIの一例となります。

製品情報