Voliro T

飛行ロボット、Voliro Tをご紹介出来る事に誇りに思っています。搭載するセンサー重量に制限がありますが、Voliro Tドローンは作業の状況に応じて様々な非破壊試験センサーを取付ける事が出来ます。Voliro Tは超音波肉厚測定、コーティング厚さ測定等の搭載が可能です。様々な飛行支援技術と安全システムのおかげで、Voliro Tは安全に構造物の近くで飛行が簡単です。特徴ある360度回転ドローンのプラットフォーム設計により、曲面や傾斜面に対する検査が可能です。このような特徴・機能を誇る飛行検査ロボットは他にありません(特許出願中)。

 

Voliro Tは多数のオンボードセンサーによる高度な飛行支援技術のおかげで、簡単で安全な飛行が可能です。Voliro Tは2名による作業体制で、操縦と検査業務を連続して行います。操縦者がロボットの飛行に集中する一方で、検査技術者は測定とデータ解析に集中します。

Voliro and Advantec logo

安全性と信頼性を備えた設計

特徴ある360度回転機能により、Voliro Tは作業中のどのような方向においてもホバリングが可能で対象物に対して正確な力を加えることができます。この優れた機能のおかげで対象物の表面が曲面や傾いた状態であっても安定して接触して信頼性のある測定が可能です。傾斜可能なローター部設計により、Voliro Tは対象物付近で発生する突風や乱気流に対して耐性があります。

対象物付近での飛行が簡単

Voliro Tは高度な認識システムを利用して、対象物付近のGPS信号が得られないエリアで安定します。搭載されたFPVカメラによるリアルタイム動画は直感的な飛行感覚を伝え、パイロットに飛行ロボット周辺の状況に対して注意喚起を促す事に役立ちます。

 

Voliro TにはVoliro Tには、次のことを可能にするいくつかの支援システムが付属しています。

 

・周囲の障害物を感知して回避する
・あらゆる方向の表面に対してロボット自身をロックします
・対象物に対して制御された接近を行い、対象物表面での検査において安定した接触状態を維持します。

高品質な検査データ

Voliro Tは様々な非破壊試験センサーを搭載するように構成出来ます。パイロットが飛行ロボットを操縦して非破壊試験センサーを対象物表面に接触させると、検査技術者はタブレットインターフェイスを介してリアルタイムの測定データを確認し、後でデータ解析出来るように測定データを保存します。

 

VoliroTで考えられる非破壊試験の実用例は下記の通りです。

 

・金属や複合材の超音波探傷試験、超音波肉厚測定
・表面処理や金属表面上での接触媒質が不要な最先端のEMAT (電磁超音波)による肉厚測定
・ドライフィルム厚さゲージ(DFT)による正確なコーティング厚さ測定

適用事例

異なるセンサーを搭載するVoliro Tは様々な業務分野で使用する事が出来ます。更に、この優れた検査ツールは検査業務においてコストを削減し、安全性を大幅に向上します。

肉厚・腐食検査

Voliro TはUT、又はEMATセンサーを搭載する事が出来る飛行ロボットシステムです。このソリューションにより、貯蔵タンク、パイプラインやその他のインフラ設備・機構に接触して腐食検査を行う事が出来ます。

船舶検査

Voliro Tを船舶検査に使用すると、船舶のダウンタイムが大幅に短縮され、船舶オーナーは船舶の現状に関するより多くのデータと情報を収集出来るようになります。

 

高電圧送電線検査

現在、Voliro Tは設備保全を向上させて検査コストを削減するために、スイス国内の高電圧送電線鉄塔のコーティング厚さ測定及び、EMAT検査を行うために使用されています。

 

風力タービン検査

Voliroは、技術者によるロープ作業を必要とせずに風力タービンの避雷システム(LPS)を検査するための効率的なソリューションを開発しています。これにより、検査コストが大幅に削減されます。

更に詳しい内容については、メーカーホームページ www.voliro.com LinkedInでも確認が出来ます。.